物価高騰、賃金据え置き……
近年の社会情勢で将来が不安になりませんか?
『投資をして未来に備える』
よく聞くけど、怖いし、よくわからない。
そんな投資初心者に向けて、安心して始められるように案内します。
投資の基本
投資とは、一言でいえば、
『資産を買って、利益を得ようとする行為』です。
資産とは、例えば、
・投資信託
・株式
・不動産
などを指します。
【投資の必要性】
そもそも、投資は必要なものでしょうか?
少子高齢化が深刻化する日本において、ますます投資の重要性は増しています。
投資をするべき理由
①預金ではお金は増えない
②年金は不足貯蓄の延命が必要
③労働よりも投資の方が蓄財が速い
【貯蓄と投資】
人生設計(ライフプラン)を考える上で、『貯蓄と投資』はとても大切です。
貯蓄:予期せぬ出費や必要なお金を備え、将来の安心の土台となる
投資:資産の増加、利益の獲得を狙い、豊かな未来の基本となる
『貯蓄と投資』は異なる性質で、バランスが大切です。また、年齢や家族構成、収入などによりバランスも違うのでよく考えて行いましょう。
【金融リテラシー】
金融リテラシーとは『お金に対する知識と決断力』です。
金融リテラシーの向上
・お金を貯める力
・お金を増やす力
・お金を守る力
が高まり、お金との付き合い方が上手になります。
投資の注意点
その他、投資においての注意点やデメリットもきちんと、紹介します。
【投資の詐欺】
まずは、必ず回避しなければならない、詐欺。
「絶対儲かる!」「元本は保証!」は危険のサイン!
甘い誘惑や強引な勧誘は疑いましょう。
防御力を高めるポイント
・リテラシーを向上させること
・徹底的な情報収集をすること
・冷静に判断して行動すること
を実践してお金を守りましょう。
【投資のリスク】
次に、投資には『リスクがあり、損することもある』ということ。
リターンとリスクは表裏一体であり、その結果は不確実で予測することはできません。
自分のリスク許容度を理解して、適切にコントロールして投資戦略を立てることが必要です。
【自己責任】
さらに、投資は『儲かっても、損しても、結果は自己責任である』ということも知っていなくてはなりません。
どのような情報を元に投資して損をしても、その結果は自己責任です。
そして、自己責任の真意は、
『反省、原因究明、再発防止』
であり、過度に自分を責めたり、投げやりな行動を取ることではありません。
基本的な戦略
初心者がリスクを抑え、投資を行うには
『長期・積立・分散』が最適解となります。
【複利】
アインシュタインが『宇宙一強力な力』と称した複利。
資産運用をする上で最も大切な要素の1つです。複利の恩恵を最大限に受けるには、できる限り早く始めることです。
【つみたてNISA】
国が個人に対して整備した「少額投資非課税制度」
利益に対して、本来は約20%の税金が取られますが、「NISA口座」の利益では税金が取られません。
投資を始める際には、真っ先に活用したい制度です。また、2024年には大幅に拡充され、より使い勝手良く進化します。
【確定拠出年金】
・拠出、運用、受取の各段階で優遇がある
・唯一のデメリットは60歳まで引き出せない
・加入者は年々増加
三階建ての年金制度の三階部分であり、老後資金の運用には真っ先に活用しましょう。
特に、iDeCoはほぼ全ての現役世代が加入可能です。
【GPIF】
「年金積立金管理運用独立行政法人」のこと。
僕たちの将来のために、年金積立金を運用しています。
2001年から始まり、2023年6月末時点で127兆円もの利益が積み上がっています。
基本ポートフォリオの分散や、長期運用は個人投資家にも真似しやすく、参考にしたいものです。